ありがとうって言いたかったけど、間に合わなかった。
瞳を閉じればもう真っ暗で落ちて行くだけ、
でもそれは虚無ではなくあたたかい闇。そばで、あの綺麗な淡茶の瞳で見ていてくれることを知っているから。

……そんなふうに信じることができるのはなんて幸せなことだろうと……最後に思いながら僕は

 

 

 

 

 


《END》 ...2007.10.27

 

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