※クロジャー・ちょいエロ・クロウさんがヤンデレ気味でなんかアレな「舞い降りる闇を」系。
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「・・・っ・・・や・・・・」
抑えた声が控え目に抗議する。
「・・・ク、ロウ・・・・や、・・・やだ・・・・」
もう幾度目かになるというのに、一向に慣れる様子がない。
今も身体を強張らせて、服の上から触れてくるクロウの手の動きを全神経で追っている。
慣れないのはクロウも同じだったが、知識だけはある分バジャーより落ち着いていられた。
・・・だが、今日のこれは───・・・。
クロウの腕の中でもぞもぞと動く黒い布・・・バジャーの纏う黒カラスのマント。
闇色のマントの隙間から覗く素肌の白さがクロウの目を奪う。
するりと手を差し入れると細い身体がびくりと跳ねた。
「・・・っ・・・ん・・・」
マントを掻き寄せながらクロウの腕から逃れようとするバジャーの腕を掴んで引き寄せる。
「・・・は、なし・・て・・・・」
わずかばかりの抵抗を封じ込め、身体ごと床に縫い止めると、マントの両袖が左右にばさりと広がった。
その形がまるで、
─── ああ・・・・鳥、だ・・・・・
先ほどから感じていたのはこれだったのだ。
捕われた鳥・・・クロウの腕の中の、物慣れぬ雛鳥のように少し怯えた様子のそれは・・・
「・・・バジャー」
─── 黒、カラス・・・・、オレだけの・・・・
屈み込んで耳たぶと、首元にキスを落とすとバジャーは
クロウ、と吐息だけで名を呼んだ。
《END》 ... 2010/03/26(日記より)
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こういうのは日記ログに埋もれさせといて、ほとぼりが冷めた頃引き上げる作戦・・・で。恥ずかしいから!「黒カラスのマント着たままの方がクロウさんは燃えるとかだといいね!」っていう話でした。もっとこってりネチネチ書いても良かったかもしれないけど、そうすると裸マントの理由を
考えないといけなくなるので(笑)
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